2007年5月9日(水)17:50

ドイツ政府はEU憲法批准合意に向け速度を速める

ベルリン(AP)

ドイツ政府は6月のEU首脳会議を前に、欧州憲法の合意に向けて速度を速めている。フランクヴァルター・シュタインマイヤー外相は水曜日ベルリンで、2009年の欧州議会選挙は「新たな条約の規則に則って」行なわれるべきである。この意味でドイツが議長を務める6月のEU首脳会議は「私たちの相互連帯の試金石」となる、と述べた。

一方、EUの将来をめぐる議論で、オランダとチェコは加盟国議会の一種の少数派拒否権を主張している。オランダとチェコのEU代表部は水曜日、AP通信の問い合わせに対して、これを伝えた「ハンデルスブラット」Handelsblatt紙の報道を認めた。

ベルリンのドイツ議会はオランダとチェコの提案を拒否した。これは「国民国家への逆行」につながり、人口の多いドイツのような国には不利益をもたらす、と各派の代表は警告した。

シュタインマイヤー外相は加盟全27ヶ国に対して歩み寄りの姿勢を呼びかけた。6月の首脳会議では合意が必要だ。これには代案がない。いくつかの国からは補完性原則を強化する提案が聞こえている。「補完性原則とは、政治決定を可能な限り低いレベルで行なうというものだ。これは悪い原則ではない。むしろその反対だ」。だが欧州連合がいくつかの分野でむしろ口を出し過ぎているのではないかという懸念には、真っ向から反論したい、と外相は語った。

オランダが提唱しチェコとポーランドが支持した提案は、加盟全27ヶ国の議会のうち、3分の1がブリュッセルの欧州委員会の法案を拒否したならば、法案は自動的には廃案となるというものである。これまでのEU憲法案では各国議会には「イエローカード」しか認めていない。すなわち加盟国の議会の3分の1が欧州委員会の法案を補完性原則と相容れないと認めたならば、欧州委員会は法案を再検討しなくてはならない、というものである。ドイツ連邦議会の各派の代表はこの規則の強化に反対を表明した。

原題:Berlin macht Tempo fuer EU-Verfassung Ueberblick




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